VR技術を活用した胃の内視鏡治療を報告させて頂きました。 2025年07月11日 香川大学医学部附属病院とMIRAI病院の共同研究で安全性向上を目指す 当院の消化器内科 西山医師が,バーチャルリアリティ(VR)技術を用いた胃の内視鏡治療を国際的な医学雑誌「Endoscopy」に報告させて頂きました。これまでの胃の内視鏡治療では、医師は胃の中から見える範囲での治療を行っており、胃の壁の向こう側にある血管や臓器の位置関係を正確に把握することは困難でした。胃の内視鏡治療にVR技術を活用した場合、事前にCT画像から3D画像を作成し、VRゴーグルを装着して確認を行います。これにより、医師は腫瘍周囲の血管や臓器の位置を正確に把握し、術中出血の予防や、最適な治療計画を立てる事が可能です。この技術により、患者さんにとってより負担の少ない治療選択肢の拡大に貢献することが期待されます。