コラム

耳鼻科?小児科?どっち?!

2022年11月16日

冬は子どもが風邪を引きやすく、「この症状は小児科に行ったほうがいいのか、それとも耳鼻科に行った方がいいのか」と迷うことはありませんか。子どもは鼻水や咳が出ることが多く、中耳炎を繰り返す子もいます。耳の症状だけでなく、鼻水が垂れていて、発熱もあるようなときには、小児科、耳鼻科のどちらに行くべきかわからなくなってしまいますね。

耳鼻咽喉科は、鼻・喉・耳の専門医です。一般的に、耳鼻科医でないとできないことにはどんなことがあるのでしょうか。耳鼻科でしかやらないことの一つに、アレルギー性鼻炎などで鼻粘膜が腫れているときや、誤嚥(ごえん)したものがのどの奥や気管の中にないかをみるときに、ファイバースコープでみることがあります。鼻やのどの奥の分泌物を吸い取る器具や、腫れを和らげる薬を噴霧する器具などは、耳鼻科専用機器に備え付けられています。中耳炎の際に鼓膜切開をしたり鼓膜換気チューブを留置したりといった処置をすることも、耳鼻科でしかできません。他には聴力・平衡覚など感覚器の検査をすることも可能です。耳・鼻・のどで何かお困りの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

こんなときは耳鼻科へ

・鼻水が次から次に出てくる
・熱はないのに息が苦しそう
・熱はないのに咳が出る
・熱はないのに喉に異常(腫れ・傷)がある
・耳を異常にかゆがっている
・耳垂れが出ている
・耳垢が溜まっている<
・耳の聞こえが悪いように感じる
・アレルギー性鼻炎の原因として、アレルギーを検査したい

こんなときは小児科へ

・長期にわたる喘息
・下痢、嘔吐
・熱がありぐったりしている
・高熱で咳が続く
・耳、鼻、のどの分野以外の発疹といった皮膚科的疾患
・各種予防接種

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